Sun is Shining

普通の社会人の日記です。趣味や思ったことを書きます。

20代、海外営業から国内営業に転職する


こんにちは、このブログの存在を忘れかけていましたが、人生の転機をここに書き記そうと思います。
新卒で入社し5年間働いた会社を退職し、転職することにしました。おそらく誰の参考にもなりませんが、私の転職時の決断、考えを記録するためにこのエントリを書いています。身バレ防止のためところどころ事実とは異なりますが、基本的に事実を記載しています。

新卒でメーカーに就職、海外営業として駐在も経験

前回のエントリ(5年前!)でつらつらと文句を言っておりますが、結局新卒で某メーカーに入社しました。配属は海外営業で、簡単にいうと海外販売会社の営業支援です

この会社に決めたのは主に2つ。①海外に関わる仕事がしたかったから。②いわゆるホワイト企業だったから(残業少、福利厚生充実、年功序列等)

結果としては、この2つは想像通りでした。特に①については毎日英語を使う仕事をしていましたし、約3年間シンガポールでの駐在も経験させてもらいました。こんな若手で駐在、それもトレーニーではなく、駐在員でしたから、よく言えば若手にチャンスがある、悪く言えば層が薄いということになりますでしょうか。ただ、そのようなチャンスを頂くことができ、成長できましたし、本当に感謝しています。

転職を考え始める

希望していた海外に関わる仕事ができて、更に駐在までさせてもらったにも関わらず、転職を考え始めます。

主に2つの理由です。①仕事の性質上、”営業支援”の色が濃く、いわゆる社内調整が主。社内スキルはついても、汎用的なスキルや専門性がつかないと危機感を覚える。②性格上、現職は自身の行った仕事の結果が、すぐに、目に見える形で見えず、いわゆる手触り感が全くない

約一年間の転職活動

上記の理由から転職活動を始めました。転職軸は①会社として、ポジションとして汎用的なスキルや専門的なスキルを磨く場があること(成長環境)、②手触り感を感じられること、です。これまで海外ビジネスを経験してきましたが、今回の転職活動では条件とはしませんでした。

エージェントを使って転職活動をはじめました。エージェントからは転職軸に沿ってIT系の会社を薦められ、あとはこれまでの経験を活かせるということで海外ビジネス関連を受けていました。幸い前職はリモート勤務が多く、オンラインで面接を受けられたのは時間的にも体力的にもかなり助かりました。

結果として約1年間、書類提出約100社、面接約30社、内定8社いただきました。

IT系メガベンチャーの国内営業へ転職を決める


内定をいただいた企業には、誰もが知る大手企業の海外ビジネス職種もありましたが、結局某IT系企業(いわゆるメガベンチャー)、国内営業の内定を受諾し、来月から働きます。

正直非常に悩みました。海外ビジネスを離れることは少なからず周りからも否定的な意見もありましたし、一応TOEIC900点、IELTS6.5を持っているので、自分自身もこのまま海外ビジネスに携わった方がよいのではと考えることもありました。

決め手は主に3つ。①無形商材のBtoB営業で汎用的なスキルを磨くことができる。今後のキャリアで潰しがきくと思ったから(国内営業→海外営業、マーケ、企画系職種等)。②成長業界、企業でポジティブに働ける(斜陽業界はどうしてもネガティブになりがち)③平均年齢が若く、優秀な人たちが多い。良い刺激が受けられる。今後起業も考えたいと思うので、そういったネットワーク構築も期待。

一方で、前職に比べ年収は下がった点(前職が高すぎる感はありましたが)、海外ビジネスに関わることはない点は目をつぶるしかないと思っています。

この決断を一言で表すと、未経験業界・職種に転職することでリスクを取り、リターンを得るということだと思っています。リターンというのはお金ではなく、経験とスキルです。社内スキルを磨くのではなく、正しい場所で正しい努力と苦労をすることで、給料には変え難い経験とスキルを得たいと思っています。

今後について

未経験職種ですので、新卒入社くらいの不安感です。ある程度大きい会社とはいえ、ベンチャー気質があるので、スピード感についていけるかもかなり不安です。でも自分で決めた道ですし、やるしかありません。まだ20代ですので、違った、と思えばまた軌道修正は可能だと思っています。

次の会社は10年も20年も働く会社ではないと思っていますので、おそらく2、3年後にはまた転職しています。その時のために英語力、特に会話力は維持するようにします。

また、前職ではたくさんの方々に支えられ、仕事をすることができたと心から思っています。また、退職時には機会があれば戻ってこいよという言葉をたくさんかけてもらいました。そうやって言っていただけることは本当に嬉しいことですし、次の会社で恥じぬよう精進したいと思います。

以上、今の気持ちを書き記してみました。しばらく経ったらこのエントリを見返しながら振り返りをしようと思います。